安政五年、江戸パンデミック。~江戸っ子流コロナ撃退法~
- 発売日
- 2020/08/28
- 定価
- 1,540円
(本体価格 1,400円+税) - ISBN
- 9784789736930
★刊行記念トークイベント落語家・立川談慶×脳科学者・茂木健一郎「江戸っ子にみる“withコロナ時代”の前向き思考法」開催決定!詳細はこちら
★特設サイトをオープンしました! https://ebookstore.sony.jp/anseigonen
商品情報
ニューノーマルな時代を生きる現代人に
江戸っ子が智恵と勇気を与えてくれる!
吉原オーバーシュート、長屋クラスター、コレラ感染者30万人。
それでも、江戸っ子は、コレラをコロリと笑い飛ばした。
落語に登場するあの江戸っ子たちが、withコロナな時代を粋にサバイブする術を教えてくれる。
読後、勇気が湧いてくる稀代の歴史読み物です。
脳科学者・茂木健一郎氏 推薦コメント
今、世界的な危機に瀕して注目される日本人の強靭さ。江戸時代にさかのぼり、落語という叡智に取材して、笑いとともに読む人の心を強くしてくれる画期的な本が誕生した。人間の脳は難しい状況に直面した時こそ底力を発揮する。今、落語家はもちろん作家としても注目される立川談慶師匠から、現代の私たちに届いた熱く愛にあふれるエール。名人、立川談志の数々の「無茶振り」に耐えて大成した談慶師匠ならではの深い人間洞察と智慧が随所にあふれる。読むだけで前向きになり、元気をもらえる本です。
本書の内容
<目次から一部抜粋>
第1章 「コレラ」を「コロリ」と言い換える江戸っ子のユーモア
・「安政年間」は「安倍政権年間」ではないか
・科学は進歩してもいつの時代もデマに翻弄される日本人
・コレラが増幅した江戸っ子のバランス力、調和力
第2章 「パンデミック」でも、なぜ江戸っ子は元気なのか
・長屋暮らしが、そもそもの「三密」だった!
・頻発した火事に作られた「江戸っ子のキャラクター」
・転換期には、苦肉の策から革命児が生まれる
第3章 「江戸」と「令和」に共通する、社会システムから考える
・気が短いフリーターが経済を回した「江戸の町」
・「講」は、みんなの夢を託す「クラウドファンディング」
・ウーバーイーツは現代の「棒手振り」⁉
第4章 こんなに楽しかった「江戸庶民の遊び」
・吉原は「会いに行けるアイドル」の街だった⁉
・江戸っ子は祭りが大好き! 武士も庶民も「一体感」
・浮世絵は、なぜ「浮世」なのか ~江戸のグラビア、ブロマイド
第5章 古典落語に登場する、心が折れない面々
・「笠碁」と「ソーシャルディスタンス」 ~まず相手を思う
・「百年目」と「パワハラ」 ~許容を学ぼう
・「千両みかん」と「アベノマスク」 ~モノの値打ちは希少性
他。
立川 談慶(たてかわ だんけい)
1965年、長野県上田市(旧丸子町)生まれ。落語家。慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社ワコールに入社。3年間のサラリーマン生活を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二ツ目昇進を機に、師匠談志に「立川談慶」と命名される。近著に『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』(サンマーク出版)などがある。
- お知らせ
≪『安政五年、江戸パンデミック。~江戸っ子流コロナ撃退法~』刊行記念トークイベント開催決定!≫
落語家・立川談慶×脳科学者・茂木健一郎「江戸っ子にみる“withコロナ時代”の前向き思考法」
主催:青山ブックセンター
安政5年、医学が未発達だった幕末を襲ったコレラは、一説によると江戸で30万人もの死者を出したといわれます。厳しい現実に直面しながら、江戸っ子たちはしなやかな感性で受け止め、江戸文化を爛熟させ、明治維新という激動を乗り切りました。
『安政五年、江戸パンデミック。』は、そんな江戸っ子たちから現代のコロナ禍に対処する思考法を読み解いた作品です。今回は脳科学者・茂木健一郎さんを対談のゲストに迎え、江戸のパンデミックに学び、コロナ禍をどう過ごすのか、これからをどう生きるかについて、それぞれのフィールドから存分に語り合っていただきます。
【イベント概要】
■日程:2020年9月16日(水)
■時間:20:00~21:30
■料金:1,320円(税込)
■定員:100名
■会場:WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。
■申込方法:青山ブックセンターのイベントページよりお申込み下さい。